「川根ってどこ?」

「川根町と川根本町とは違うの?」

とてもややこしいところですよね。ナゾですよね。

この記事では「川根」という呼び方がどこを指すのか?を解説していきます。

「平成の大合併」というキーワードを手がかりに、川根にくる人たちが抱えるナゾを解決していきます!

なお、この記事では観光などで訪れた方が混乱しないくらいの最低限の情報にとどめています。
詳しい歴史や経緯は専門家の方にお譲りいたします。

「川根」と呼ばれるのはどこ?

現在「川根」というのは川根本町(かわねほんちょう)と島田市の一部である川根地区のことを指します。

地図でいうと、この辺りです。


出典:テクノコ白地図イラスト:http://technocco.jp/

「川根茶」と呼ばれるお茶もこの地域で作られるお茶のことをいいます。

川根本町が「川根」と呼ばれるのは不思議なことではありません。

では、なんで島田市の一部までも「川根地区」と呼ばれているのでしょうか?

「平成の大合併」がナゾを解くカギ

ナゾを解くカギは「平成の大合併」にあります。

現在の島田市と川根本町の2自治体が合併する以前。

そこには5つの自治体があったのです。

  • 本川根町(ほんかわねちょう)
  • 中川根町(なかかわねちょう)
  • 川根町(かわねちょう)
  • 金谷町(かなやちょう)
  • 島田市(しまだし)

本川根町

2005年(平成17年)9月20日:中川根町と合併して川根本町となる。

本川根町 - Wikipedia

中川根町

2005年(平成17年)9月20日 本川根町と合併して川根本町となる。

中川根町 - Wikipedia

川根町

2008年(平成20年)4月1日 - 島田市に編入。

川根町 - Wikipedia

金谷町

2005年(平成17年)5月5日 島田市と対等合併、島田市(新設)となった。

金谷町 - Wikipedia

川根町だけが島田市に合併

もともと「川根」という名前が付いていたのが、中川根町・本川根町・川根町の3町。

この3町は「三川根(さんかわね)」と呼ばれていました。

平成の大合併で、この5自治体が島田市と川根本町という2つの自治体に。

三川根のうち、本川根町と中川根町が合併して川根本町になりました。

三川根のうち、川根町だけが島田市と金谷町に合併となったわけです。

自治体としては川根本町と島田市に別れてしまった「三川根」。

ですが、「三川根」と呼ばれていた名残から、現在でも川根本町と島田市の一部である川根地区が「川根」として呼ばれているのです。

「川根」というのは川根本町と島田市川根地区

かつて「三川根」と呼ばれていた、本川根町・中川根町・川根町。

平成の大合併で川根町だけが、別の市町村と合併しました。

でも「三川根」の名残は残っています。

このような経緯があって、現在も

「川根」とは川根本町と島田市川根地区のこと

というわけなんです。